夏の昇段審査 |
昇段審査 福岡県東支部 野中 圭祐(40代) 今から約7年前、体力の低下から入院しなくてはならない程体を壊してしまいました。 家族の為にもこのままではいけないと思い何か良い体力づくりはないかと、インターネットを調べていると極真カラテの道場が通える場所にある事を知り、年齢に関係なく入門出来ることを知って、早速見学に行かせていただきました。そこで見た、大人から子供まで皆真剣に取り組み汗を流して稽古している姿を見て、自分もやってみたいと強烈に思いました。 しかし、これまで特にスポーツ経験無しで35歳を過ぎた私に、本当に出来るのか?皆についていけるのだろうかと?マイナス思考の方が大きかったのも事実です。 そして思い切ってその夜家族にも話し何とか理解を得ました。 入門を決意するにあたり自分自身に誓いを立てました。それは決められた稽古日は何が何でも自分の気持ちで稽古を休んだりはしない事です。これが守れないと心の弱い私は到底続かないだろうと思ったからです。 ところが通い続けるうちに、辛さと同時に稽古にのめり込んでいる自分がいました。 月日が経ち帯が上がるにつれて稽古もさらに厳しくなり目標も上がって試合にも出させていただけるようになりました。 入門7年目になる今年昇段審査のチャンスをいただきました。自分ではまだまだ先の事と思っていたのですが、何とかこのチャンスを活かしたいと思い、1年前から特別稽古にも参加し、出来ることは何でもしました そして夏合宿の中で行われた本番の十人組手では何度も倒れそうになりましたが、皆の声援のおかげでなんとか最後まで立ち続けられました。内容的には師範や指導員の先生方に注意されてきた自分の欠点がすべて出た組手で反省すべき所が多いのが、今の自分の実力だと痛感しました。今回の審査を通じて分かった多くの課題を今後の稽古で1つ1つ克服していきたいと思います。 私は、極真カラテの中から多くの事を学びました、稽古を通じて体力が付いてきて、精神面でのゆとりが生まれてくると、仕事での取り組み方も向上し、周りからも認められ、努力すれば必ず良い結果も付いてくる事を実感していますし、自分一人の力では無く、周りの人に支えられて、自分自身も成長出来る事を学びました。 最後になりましたが、三村師範をはじめ指導員の先生方、道場生の皆様に深く感謝しております、ありがとうございました。 やっと極真カラテのスタート地点に立った今、これからも高い目標を立て稽古に精進し微力ながら極真カラテ、支部道場発展のため努力しこれからの人生を歩んでいきたいと思っています。 押忍 |